日本かまぼこ協会、再値上げに理解を すり身急騰で業界悲鳴
ロシア・ウクライナ情勢の影響が本格化し、急激な円安進行が追い打ちとなって食品業界では再値上げ、再々値上げが相次いでいる。原料・資源価格の高騰は悪化や長期化の様相で、コンテナ不足に起因する海上運賃の高騰も収束しない。輸入原料に大きく依存する水産練り製品業界も、各社が2~3月に実施した値上げではコスト吸収が不可能な状況。特に主原料のすり身価格の急騰に対し、「歴史的な危機」との声も聞かれる。日本かまぼこ協会は1日、業界の苦境について声明を発表し、今後の再値上げに理解を求めた。