3月31日に新会社設立で基本合意したイオンの岡田元也社長(左)とNTTドコモの山田隆持社長
総合小売2強が顧客分析の深化に動き出した。イオンは、クレジットカード子会社のイオンクレジットサービス、携帯電話事業会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの両社と共同出資して、携帯電話を活用した顧客分析サービスをグループ企業などに提供する新会社を5月25日に設立することで3月31日、基本合意した。同月24日には、セブン&アイ・ホールディングスが、中間持ち株会社などを通じて日本電気と共同出資しセブンインターネットラボを設立、顧客購買履歴データなどの活用の研究に乗り出した。(川崎博之)