解説:公取委、一罰百戒の効果期待 不当行為多発の恐れ
【解説】6月27日のヨークベニマルに対する下請代金支払遅延等防止法(下請法)に基づく勧告、今回の7月3日のラルズに対する独占禁止法に基づく排除措置命令と課徴金納付命令はいずれも、公正取引委員会が下請法違反行為に対して今後、厳正に対処する姿勢を示している。食品スーパー業界屈指の2社に厳しい姿勢で臨み、今後、他社による同様の行為をその“見せしめ”によって抑止する一罰百戒の効果を期待してのものだ。ヨークベニマルへの勧告の翌日となる6月28日には、公取委は「大規模小売業者による買い