ミャンマー 苦境に立つ農水産物輸出
農業国ミャンマーの農水産物輸出が苦境に立たされている。新型コロナウイルスの感染拡大や2月に国軍が全権を握った軍事クーデターの影響によるものだ。もう一つの主力である衣料品輸出ではわずかに回復感が見られるものの、国内事情や最大の輸出相手国である中国・タイ向けの先行き不透明感がつきまとい未来図が描けていない。中でもコメやトウモロコシなどの農産物、エビなどの水産物の輸出は、国境の規制や関税などの影響で大幅に制限される可能性がある。原料として輸入する相手国の加工業者らにとっても大きな痛