タイ、飲食屋台が消滅の危機 バンコク都知事が課税強化

総合 ニュース 2024.06.21 12776号 09面
かつて存在したスクンビット・ソイ38の屋台街=2015年6月、小堀写す

かつて存在したスクンビット・ソイ38の屋台街=2015年6月、小堀写す

 庶民や旅行者の胃袋を長年満たしてきたタイ・バンコクの飲食屋台が、本格的な消滅の危機に直面している。バンコク都知事のチャチャート知事が課税を強化し、応じない事業者には営業を認めない方針を示しているためだ。路上の一部を占有する屋台をめぐっては、通算9年に及んだプラユット前親軍政権も街の美化を理由に規制する姿勢を示してきたが、徴税権を盾にするようなことまではなかった。チャチャート知事は「長期的には全面禁止を目指す」とこれまでにない強い態度を示しており、事業者らは不安を募らせている

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