キャッシュレス還元で初の破産 現金化遅れ資金繰り悪化

ニュース 小売 2020.01.08 11994号 10面

 政府によるキャッシュレス・ポイント還元を導入した食品スーパー(SM)で、最初の倒産事例が出た。高知市の幸町スーパーマーケットは19年12月2日、高知地裁に自己破産を申請、3日に破産手続が開始された。
 東京商工リサーチによると、負債総額は約9800万円。ピーク時は年商5億円を売上げたが、2015年以降は赤字が続いていたという。10月の複数税率導入に対応するための投資負担のほか、スマホ決済など電子マネーの導入で現金化までのタイムラグが発生、手元資金が想

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