ヨークベニマル、チルド惣菜の販売期限を延長

小売 ニュース 2020.03.18 12027号 14面
自社工場のチルド惣菜は売場づくりのキーカテゴリー

自社工場のチルド惣菜は売場づくりのキーカテゴリー

ヨークベニマルの惣菜子会社ライフフーズは、自社工場から出荷するチルド惣菜を売場づくりでのキーカテゴリーとして育成してきた。3月中旬には一部店舗で製造からの販売期限を7日に延ばした新シリーズの検証に着手している。また、殺菌方法の見直しで既存商品の一部も従来の販売期限2日から3日に延ばす。

販売期限の延長は廃棄ロスの削減に直結するが、狙いはそれだけではない。松崎久美社長は、「チルド惣菜は夕食のマーケットを取り込むための商材」と位置付ける。

働く女性の増加とともに、夕食の中食化も進行する。夕食づくりに時間をかけられない主婦のため、夕方の惣菜充実は食品スーパー(SM)全体の流れになっている。ただ、人手不足で思うようにできない課題がある。人口減でマーケットのボリュームが縮小すると、売場の維持も難しくなる。ライフフーズはこうした課題を見越し、10年以上前から自社工場から供給するチルド惣菜シリーズの育成を続けてきた。今では惣菜売上げの3割を占めるという。

家庭の味や安心感を追求し、ライフフーズには化学調味料、保存料、合成着色料を不使用とする規範がある。添加物を減らす目的もあって冷食惣菜シリーズに取り組んだ時期もあったが、ニーズを獲得できず昨年10月に冷食からは撤退した。

販売期限7日のチルド惣菜は、冷食惣菜の役割を補完するための再挑戦という意味もある。夕夜間に売場を広げ、店内加工品と合わせて陳列ボリューム維持する。

松崎社長は、「生活者にとって利便性は絶対の価値。夕食に時間をかけられない層の利便性を追求する」と語る。(宮川耕平)

最大30日間無料購読する

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら