新型コロナ:CCBJI、包括協定通じて地域貢献図る 自治体間の連携橋渡し
コカ・コーラボトラーズジャパン(CCBJI)は、自治体と締結した包括連携協定を通じ、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた自治体間の連携の橋渡しに取り組むことで、地域に貢献する。
千葉県君津市は「(水生)カラー」(植物)の生産量日本一を誇る自治体だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける形で、出荷量が大きく落ち込んでいた。同市は昨秋の台風15、19号に伴う被災などからの復興にも取り組む現状もある。君津市から相談を受けた同社営業担当者が「(水生)カラー」の販促拡大やPRを目的に協力できることはないか検討し、同社が橋渡しをすることで、埼玉県さいたま市と連携することになったという。
24日から26日まで、君津市の小糸花卉園芸組合(君津市小糸地区)から無償で提供された300本の「(水生)カラー」をさいたま市のネッツトヨタ社さいたま中央店(さいたま市中央区新中里5-9-8)の店頭ウインドーで展示。
これは、同社が1月に君津市と19年10月にさいたま市と市民サービスの向上と地域活性化に向けた包括連携協定を締結していたことがきっかけとなった。同社は「両自治体との包括協定を通じて自治体間の連携の橋渡しができたことを大変うれしく思う」とコメントしている。
「(水生)カラー」は水辺を好む植物で、丈は70~90cm程度に育ち、端正な気品が漂い、ウエディングブーケなどに用いられる。君津市小糸花卉園芸組合では年間約180万本を出荷する。同市では、ややクリーム色のウェディングマーチ、より白いアクアホワイトの2種を栽培している。(本吉卓也)