サッポロビール、「ヱビス ホップテロワール」限定発売 “物語”味わうビール

酒類 ニュース 2021.09.17 12294号 02面
「ヱビス ホップテロワール」を手にアピールする武内亮人部長(左)と沖井尊子ブランドマネージャー

「ヱビス ホップテロワール」を手にアピールする武内亮人部長(左)と沖井尊子ブランドマネージャー

“物語”も味わう「エビス ホップテロワール」

“物語”も味わう「エビス ホップテロワール」

 サッポロビールは、「ヱビス」ブランドを通じて“物語”という新たなビールの楽しみ方を提案する。同ブランドが長年原料としてこだわり、使用し続けてきたドイツはバイエルン州ハラタウ地方にて栽培されるアロマホップを100%使用した「ヱビス ホップテロワール」の缶および樽生商品を11月24日から数量限定で発売する。ビールの味わいを特徴づけるホップに込められたその土地の気候風土や生産者の思いなどモノづくりの背景となる“物語”も楽しんでもらうため、投入する。

 15日、オンラインで開催した「ヱビスブランド」下期戦略説明会にて、武内亮人マーケティング本部ビール&RTD事業部長は「今期は『Color Your Time!』を新たなブランドコンセプトとし、ビールの楽しさを多彩にするアクションに取り組んでいる。上期はブランドトータルでも前年超えを果たすなど、好調に推移している。同ブランドはユーザーの新たな変化に対応するため、多様な楽しみ方提案や知的好奇心を刺激するなどにより、ユーザーの時間を豊かにすべく取り組んでいく」と語った。

 それに基づく商品戦略となるのが、(1)シーンや季節に合う味わいなどの多様性を訴求する「YEBISU Style Line(スタイルライン)」(2)従来の慣習にとらわれない新たな価値を創造する「YEBISU Discovery Line(ディスカバリーライン)」–だ。この二つのラインを軸に提案し、多様な楽しみと発見、知的好奇心の刺激などを提供し、プレミアムビールの楽しみ方を広げていく。今回新たに投入する「ホップテロワール」は、全国・全業態で初めてのディスカバリーライン新商品となる。

 同品は、ドイツバイエルン産のアロマホップを100%使用し、その苦みと香りを最大限引き出せるよう三度に分けて添加する(ホップ三分割添加)ことで、シングルホップ(単一品種)ならではの魅力を最大限引きだしている。また、缶側面にある2次元コードをスマートフォンで読み取り、恵比寿様のロゴをスキャンすると、ハラタウ地方のホップ畑の360度映像や同地域の1000年の歴史を持つ文化や栽培方法など、ホップにまつわるさまざまな“物語”を楽しめるのが特徴だ。

 同ビール&RTD事業部の沖井尊子ブランドマネージャーは「同品は“創造性”を軸とした商品となる。シングルホップのおいしさとともに、その“物語”を味わう新たなビールの楽しみ方を提案し、年末・年始のひとときを楽しんでもらいたい」と語った。(本吉卓也)

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