味の素AGFからサントリー食品へ「ブレンディ」ボトルコーヒーを承継

飲料 ニュース 2021.11.08 12320号 03面
サントリー食品インターナショナルへ承継する「『ブレンディ』ボトルコーヒー」

サントリー食品インターナショナルへ承継する「『ブレンディ』ボトルコーヒー」

 味の素AGFが製造・販売してきた「『ブレンディ』ボトルコーヒー」は22年春ごろから、サントリー食品インターナショナルが製造・販売へ–。このほど、味の素社とサントリー食品インターナショナル社による「ブレンディ」ブランドのボトルコーヒーに関する商標ライセンス契約に基づき、「『ブレンディ』ボトルコーヒー」の製造・販売をサントリー食品インターナショナル社が承継すると1日、味の素AGF、サントリー食品インターナショナル両社が発表した。

 これによって1988年から味の素AGFが製造・販売し、家庭向け商品のロングセラーブランドとして愛されてきた「『ブレンディ』ボトルコーヒー」シリーズの「無糖」「微糖」「低糖」「オリジナル」を22年春ごろから、サントリー食品インターナショナルが製造・販売する予定となる。

 なお、味の素AGFが展開するボトルコーヒー以外の「ブレンディ」ブランド製品(インスタントコーヒーやレギュラーコーヒー、スティック、ポーションなど)は、引き続き同社が展開していく。

 同社広報は「飲料分野に強みを持つサントリー食品インターナショナル社に『ボトルコーヒー』を承継したが、それ以外の『ブレンディ』ブランド製品は、今後も当社が製造・販売し、同ブランドのファン拡大に向けた提案を続けていく」とコメントしている。

 一方、同ブランドのボトルコーヒーを承継するサントリー食品インターナショナルは、コーヒー飲料ブランドとして「BOSS」を展開している。同社広報によると「家庭向けの商品として確固たるブランド認知を誇る『ブレンディ』ボトルコーヒーを承継し、当社の商品ラインアップを拡充できること、それによって今後、イエナカ向けの提案を強化できることをメリットととらえている。『BOSS』ブランドとのすみ分けも可能かつ相乗効果も期待できる。まずは『ブレンディ』ボトルコーヒー4商品を来春以降にスムーズに承継することに専念しており、将来のラインアップについては未定」としている。(本吉卓也)

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