千切りキャベツなどパッケージサラダ 深刻「100円の壁」 需要に応じた価格設定の必要も
「千切りキャベツ」などのパッケージサラダ(カット野菜を含む)が、「1袋100円の壁」に直面している。従事者数・生産量ともに減少傾向が続くわが国の農業では、生産コストがここ数年大きく上昇し、足元では猛暑影響でパッケージサラダの原料不足が深刻化している。また、相場連動によって価格が決まる生鮮野菜の価格上昇率に対し、パッケージサラダは及んでいない。未曽有の材料不足の中、依然旺盛な需要に対し、ダイナミックプライシング(需要に応じた価格設定)の必要性も出てきた。