食品ニューテクノロジー研究会講演:関西大学・河原秀久教授

 ●「氷結晶制御物質の機能と応用」 関西大学 化学生命工学部 天然素材工学研究室 教授 河原秀久氏
 水が凍結して氷になる現象には、次のような二つのステップがある(図1)。水中の異物が氷核として機能するまで(過冷却が解除するまで)のステップと、水分中の微小な氷結晶が凍結して水すべてを氷結晶にするまでのステップである。生物は多様な環境に生息でき、0度C以下の環境下でも生き抜く戦略を持っている。その戦略の一つとして、生物は氷になる現象である二つのステップを

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