角寒天製造が最盛期

水産加工 ニュース 2022.01.14 12347号 01面
寒気の中、早朝から続く角寒天の製造

寒気の中、早朝から続く角寒天の製造

 【長野】山裾に海の香り--。「寒天の里」長野県茅野市では今、角寒天の天然製造が最盛期だ。200年近く続く、地域の伝統産業。2桁のマイナス気温も珍しくない早朝から、ゼリー状に固めた「生天」を自然の冷気で凍結、乾燥させるための屋外作業に熱がこもる。
 ここ数年は暖冬続きで生産量は右肩下がりだが、今シーズンは昨年末からの寒気で製造は順調。それでも、長野県寒天水産加工業協同組合の五味嘉江組合長は「同じマイナス10度Cでも、10年前とはまるで質が違う」と話す。

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