ハム・ソーセージなど食肉加工の歳暮商戦は混戦必至。熟成などで差別化
食肉加工(ハム・ソーセージ)の歳暮商戦が混戦必至の状況となっている。今夏の中元ギフトでの前期比三~四%という苦戦が、景気低迷下で歳暮商戦にまで尾を引きそうな雲行きとなっているからだ。「景気後退で実用的な食品ギフトが伸びる」(百貨店)という期待値はあるものの、購入単価が三〇〇〇~四〇〇〇円台に落ちつけば「単価の高い食肉ギフトははじき飛ばされる」(メーカー)可能性があるからだ。各メーカーは、ロース、ボンレス、焼豚をメーンに「熟成」や「黒豚使用」で差別化を図っているが、ビール、食用