海苔生産、空前の110億枚 “大豊作 高値”の異常

今年度の海苔生産量は、最終的には空前の一一〇億枚に達するとの見方が支配的だが、共販価格は九八億枚の昨年より九%も高い。この“大豊作・高値”という異常事態を背景に、加工海苔メーカーは原料高=コスト高に対してエブリデー・ロープライス作戦を展開する量販店筋からは、逆に納入価格の引下げを強く要求されるなど、厳しい局面に立たされている。有力メーカーは商品力のある売れ筋商品に販促力点をおくとともに、低コスト生産、新メニュー開発、営業の生産性向上など、収益構造をいかに作り上げるかが、生残り

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