日本ペプシ、「バーディ」新CM比較広告開始

日本ペプシコーラ社(東京都港区、03・5561・1821)が、比較広告をまた開始した。今回は缶コーヒー「バーディ・コクゆたか」の「飲めばわかる・ユーモア篇」で、他社の缶コーヒーと、高さを比べたり、重さを計ったり、メジャーを使って太さを調べたり…というストーリー。自社製品の広告に他社製品を登場させ、違いを明確にしてアピールしていくのが狙い。

「コクゆたか」は、コーヒー豆を一・五倍(同社基準比)を使用し、コーヒー本来のコクが十分楽しめるのが特徴。そこでCMでは競合商品との違いを模索する根津甚八に、早稲田大学教授の大槻義彦氏が、「コクだろ!コク」と一喝し、その声で根津がゴクッと飲んで「あっ!そうかぁー」と納得。違いがわかるという訳だ。

消費者は、コンビニエンスストアなどで、ずらり並んだ缶コーヒーの中からお目当ての商品を選んでいるのが日常的で今回のCMではそのような場面で「コクゆたか」を選ぶセールスポイントにしている。

同社は九一年M.C.ハマーを起用し、また九二年にはダイエットペプシの比較広告で、日本の広告市場に一大旋風を巻き起こしており、ペプシの得意とする“ユーモア”で今回もアピールに乗り出してきた。

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