マルナカ、創業65周年でキャンペーン 新製品発売で弾み

麺類 キャンペーン 1997.09.26 8267号 14面

地場乾麺メーカー最大手の(株)マルナカ(札幌市東区、011・711・9181)は、昭和8年の創業から来年3月で満六五周年を迎えることを記念し、来月から「創業六五周年増量キャンペーン」を実施する。また、秋・冬に向け新製品、リニューアル品四品を相次いで市場投入するなど、営業活動にも一段と力が入ってきた。

「六五周年キャンペーン」では、同社主力のレギュラー品「うどん」と「そば」を、いずれも価格据置きで二五〇gから三〇〇gに二〇%の増量を図って、消費者へ謝恩する。期間は一年間実施する予定。同社では来年にかけ創業六五年を大々的にPR、これを機に事業拡大に弾みをつけたい考えだ。

また、今年秋・冬の新製品としては「冬ひととき」シリーズのうどん、そばのほか、「とろろそば」「風花うどん」の四品を8月下旬から新発売、差別化戦略で市場攻勢をかけている。

「冬ひととき」は、シーズン最盛期の高級品「夏しのぎ」(そうめん、ひやむぎ)に対峙する秋・冬向け五〇〇g結束タイプ。厳選された小麦粉を原料に太くコシが強い麺が特徴の“うどん”と、質の高いそば粉を使ってなめらかな口当たりと弾力性ある歯ざわりを実現した“そば”をラインアップ。

小売価格はいずれも五〇〇g入り二七〇円。

このほか、道産そば粉を使用、山芋を練り込んだのどごしが自慢の「とろろそば」(三六〇g、二四〇円)、きめ細かな絹のようななめらかなのどごしが特徴の「風花うどん」(三六〇g、二四〇円)も同時発売、拡販姿勢でのぞんでいる。

同社では六五周年を機に今後も積極的な新製品開発、営業強化などをすすめ、当面の目標に置いている売上高一〇億円に向けて、拡大路線に拍車をかけていく考えだ。

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