北海道拓殖銀行の破綻 地元企業冷静さ取り戻す
【札幌】17日に大蔵省、日銀が破綻処理策を発表、地元・北洋銀行(札幌)に営業譲渡が決まった北海道拓殖銀行の経営破綻は、少なからず道内食品産業界に動揺を与えたが、各企業とも融資先を他行にシフトするなど事前の対応策も見られ、冷静さを取り戻している。 道内製パンメーカーの最大手、日糧製パンは、多少影響があるとし「日銀特融の決定で、道内金融面の動揺は最小限に食い止められた。道内の資金不足については、拓銀から他銀行へ移行する際、それらの銀行が選別を厳しくしていく