（社）全国ビスケット協会（東京都港区、０３・３４３３・６１３１、伊藤明会長）は、２月２８日の「ビスケットの日」を記念し、オープンキャンペーンを実施する。

これはビスケットに消費者の関心と認識を高め、需要拡大を図る目的で行う企画である。

内容は、クイズに答えて、ビスケットでおもてなし「ロンドン六日間の旅」招待（クイズ=２月２８日は〇〇〇〇〇の日）。

旅行実施時期は、平成１０年４月１４日～１９日予定。

ロンドン旅行招待は二五組五〇人。さらに「ビスケット・セット」（二〇〇〇円相当）を二二三〇人にプレゼントする。

キャンペーン告知は新聞・雑誌・ラジオ。パブリシティは新聞・雑誌・週刊誌など一二〇紙（誌）。

キャンペーン用ポスター=写真=（一万五〇〇〇枚）、チラシ（二〇〇万枚・応募ハガキ付き）、スイングステッカー（二万枚）でも告知する。

▽日本人の手でビスケットが作られた記録が「方庵日記」（水戸藩蘭医・柴田方庵）にある。これは軍用パンの製法を長崎駐留のオランダ人から学ぶために、長崎に留学していた方庵が、安政２年（一八五五年）２月２８日に「荻信之助へ出状、パン、ビスコイト製法書在中」とその製法を水戸藩に書き送ったことを記したもので、この史実と“二度焼く”というビスケットの語源を考え合わせ、同協会が昭和５５年から毎年２月２８日を「ビスケットの日」と制定した。