食文化:言葉=サバを読む

統計・分析 総合 2005.07.04 9512号 12面

自分の都合のいいように、数をごまかすこと。この言い方が何に由来しているのかは諸説ある。その一つによれば、「サバ」は魚の鯖で、魚場で魚屋が漁師からがサバを買うとき、網から自分の桶に「一つ、二つ」と数えながら放り込んでいたが、その時、口では正直そうに「七つ、八つ」と数えていても、手の方はそれより素早くて一、二匹余計にサバを放り込んでいたところから、言われるようになったとか。 漁港の朝、興奮しているのはカモメばかり。こんな程度ならたわいもない。

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