農水省、食肉偽装で検討会 業者間取引で表示義務づけへ

ニュース 総合 2007.07.16 9851号 1面

ミートホープ社の牛肉ミンチ偽装事件を受けて、農水省の「食品の業者間取引の表示のあり方検討会」(座長=沖谷明紘・日本獣医生命科学大学名誉教授)が10日から始まった。加工食品についてJAS法は消費者に渡す段階で原料などの表示を義務づけているが、業者間取引の段階では表示を義務づけていないため、ミートホープ社に立ち入り検査する権限を持っていなかった。農水省は自らの権限強化を狙いながら、偽装した原材料を使った食品メーカーだけに罰則が適用される状況の改善にもつなげたい考えだ。(伊藤哲朗)

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