パスタ業界、コスト吸収限界で輸入品値上げ 原料高騰で国産品も
パスタ業界は、ユーロ高と原料小麦(デュラム)の高騰というダブルパンチを受け、これ以上企業努力での吸収が困難な状況となっているため、9月出荷分から輸入製品の価格改定に踏み切る。さらに国産パスタについても、主原料のカナダ産デュラムのFOB価格が大幅に上昇し、今月23日に予定されているSBS方式(売買同時契約方式)による入札では相当な高値水準が予想される。これを受けてデュラム・セモリナ粉の大幅値上げを理由に、パスタメーカー各社も10~11月ごろから価格改定の動きが具体化しそうだ。(
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