メルシャン、甲州ワイン産地前面に 畑ごとの違い強調
販売好調な甲州ワイン
ワイン最大手のメルシャンは、日本固有のブドウ品種「甲州」を原料に使ったワインの拡販に力を入れる。従来は製法に重点を置いた商品展開だったが、ブドウ畑のテロワール(地形や土壌、天候)を前面に打ち出し、その土地特有の味わいの違いを訴える。産地を強調することで付加価値や、海外市場での存在感を高める。 同社の1~7月までの実績は、国産ブドウだけを原料に使った「日本ワイン」が前年比8%増の2万ケース(720ml×12本換算)で、うち甲州ワインが50%増の530