増粘剤で粘度を調整したウナギ仔魚用オリジナル飼料(写真提供=近畿大学)
【関西】三栄源エフ・エフ・アイは10日、近畿大学水産研究所と共同開発した、鶏卵黄を含まないウナギ仔魚用のオリジナル飼料(特許出願中)を使用して、100尾以上のシラスウナギ(稚魚)の生産に成功した、と発表した。
ウナギ仔魚の飼育に使用する飼料は一定量のタンパク質と脂質を含み、これらの成分が水中でも分離したり溶出したりせずにスラリー状を保つことが不可欠となっている。このような状態を維持するため、サメ卵や鶏卵黄は重要な役割を果たしてきたが、サメ卵は品質が