ケンミン食品、焼ビーフンの世界普及狙う 20年1月、全米販売を開始

農産加工 ニュース 2019.12.27 11990号 01面

 ケンミン食品は主力商品「ケンミン焼ビーフン」=写真=を来年1月1日、全米で販売開始する。小麦粉を使わないグルテンフリー市場が拡大する同国にあって、ビーフン市場は国内の約3倍のポテンシャルがあり、試食販売やSNSなどデジタルプロモーションを展開。初年度100万食の販売を目指す。同時に、ドバイに向けても出荷し、現地のユニオンコープで販売を開始したのち、香港やシンガポール、欧州への販売ルートを確立し、10年後の2030年には現在の国内販売量と同等の1500万食の海外売上げを目標に掲げる。

 同社は、味付け焼ビーフンとして世界でもオンリーワン商品である同品の市場性を感じ、海外仕様商品を開発。それだけに海外仕様の商品名は「KENMIN Yaki Be-fun」とし、日本の焼ビーフンの世界普及を狙う。

 海外仕様商品は、ビーフンそのものに味付けし、調味料もゆで戻しも不要。野菜や肉と炒め合わせるだけで調理できる簡便性などの特徴は、国内商品を踏襲するが、米国の輸入規制に対応し、畜肉系調味料不使用で、しかも原材料の中で唯一小麦粉を使用している醤油をグルテンフリー醤油に切り替え、オールグルテンフリー商品とした。(佐藤路登世)

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