「FABEX東京」10~12日開催 国際色豊かに進化 ビジネスチャンス創出へ
にぎわった昨年の会場。今年はさらに規模を拡大
「FABEX東京2024」が10~12日、東京ビッグサイト東展示棟4~7ホールで開催される。主催は日本食糧新聞社。時代が大きく変わる昨今、「革新!ニッポンの『食』~変わる世界、変える未来~」をテーマに掲げ、929社が1311小間(4月4日現在)を形成し、新たな食を創造する最新情報を発信。10日午前9時20分から、各界の代表や来賓を交えたオープニングセレモニーで開幕し、会を盛り上げる。
同展は国内最大級の業務用食品・食材、容器の総合展「第27回ファベックス2024」と、和洋菓子・ベーカリー・カフェ・飲料の開発展「第21回デザート・スイーツ&ベーカリー展」(協同組合全日本洋菓子工業会と合同主催)に、コメに焦点を当てた需要創造型展示会「第3回お米未来展」の3展の総称。
今回、日本初開催となる「アヌーガ・セレクト・ジャパン」「ProWine Tokyo」を合同開催に迎え、「ISM JAPAN2024国際菓子専門見本市」という国際色豊かな3展と、食品と飲料のPB・OEMに特化した専門商談会「第12回食品&飲料OEM EXPO」、新たな食トレンドとして世界中で注目されるベジタリアン、グルテンフリー、オーガニックなどに対応する「プレミアム・フードショー2024」の5展が揃い、国内最大級の食の総合見本市として、多方面からビジネスチャンスを創出していく。
そのうち、ファベックス展は「食ビジネスの新価値創造~つながる世界の食文化と技術革新」、デザート・スイーツ&ベーカリー展(デザート展)は「デザート・ベーカリー躍進の時代~新たな魅力を探る知恵と新旗手の台頭~」をサブテーマに掲げ、変わりゆく市場にアプローチし、変化をとらえた商談を提供する。今年3回目を迎える、業界唯一のコメ専門展・お米未来展は、コメに対する関心の高まりを背景に、新需要創造型商品や取組みが一堂に会する。
講演会ではファベックス展とデザート展、お米未来展ともに、多彩な講師による業界最新動向や商品開発のヒントとなる主催者特別セミナーを展開。そのほか「惣菜・べんとうグランプリ」「介護食品・スマイルケア食コンクール」受賞商品紹介コーナーや、「INNOVAグローバルトレンドゾーン」には、世界の最新トレンドや商品開発・マーケティングアイデアが集結し、見ものとなりそうだ。(佐藤路登世)