過去最高の来場者でにぎわった昨年の会場

　●中部唯一、食の総合見本市

　日本食糧新聞社中部支社は24～25日、小売から中食・外食までの食品・食材、機器、容器の総合見本市「FABEX中部2024」と、東海エリアのスーパーマーケットをターゲットにした商談型展示会「第4回東海スーパーマーケットビジネスフェア（TSMBF）2024」を、ポートメッセなごや（名古屋国際展示場）第3展示館で開催。中部地域唯一の食の総合見本市として、251社が371小間を出展し、過去最高規模となる。1万2000人の来場者を見込んでいる。

　FABEX中部は、惣菜デリカ・弁当・中食・外食・給食・配食業界の素材や製品、機器、容器までが一堂に会する業務用展示会「第4回ファベックス中部（ファベックス）」と、全日本洋菓子工業会と合同開催する和菓子・ベーカリー・カフェ・飲料の業務用商品開発専門展「第4回中部デザート・スイーツ＆ベーカリー展」（デザート・スイーツ＆ベーカリー展）で構成。ファベックスは中食・外食産業の有力団体が企画・運営を全面的に応援し、最新の商品・メニュー・ソリューションを提案。目的意識の高いバイヤーに向けたビジネスマッチングを繰り広げる。デザート・スイーツ＆ベーカリー展は全日本洋菓子工業会や全国和菓子協会、全日本パン協同組合連合会などバックアップの下、「新しい発想・食材・技術」を発信するデザート開発専門展だ。

　東海エリアのスーパーマーケットをターゲットにしたTSMBFは、業界の発展と課題解決を目指し、人手不足などスーパーの経営課題に対するソリューションを提案。小売・ギフト、中食・外食・デザート業界に向け、「地方の隠れた逸品」に代表される地域産品も多く並び、多彩な情報とコミュニケーションが図れる展示会だ。

　イベントでは、静鉄ストアの森下登志美社長が「百年構想とマーケティング～スーパーマーケット素人社長が語る」をテーマに講演するなど、セミナーも充実。注目を集めること必至だ。（佐藤路登世）