県の逸品:大阪府 旭食品「旭ポンズ」 52年変わらぬレシピ

調味 ニュース 2019.12.09 11982号 01面

1948年創業の旭食品(大阪府八尾市)の旭ポンズは、発売から52年のロングセラー商品だ。40年前にラジオやTVなどで、大阪を代表するタレント、故やしきたかじんが味の良さを広めた一方、手作りによる生産で流通量が少ないために「幻のポン酢」と呼ばれていた。

同品は創業当初から変わらぬレシピで受け継がれる。徳島県産のスダチ・ユコウ・ユズの純天然果汁を主原料に、利尻昆布・乾椎茸・混合節の濃厚なだしを合わせた“完全味付け”ポン酢。しっかりとした風味にファンが多い。

現在は360mlと1800mlの2サイズ展開で、360mlは年間240万本を販売する。約7年前から大手卸との取引を開始して販売ルートが拡大。関西が販売の中心地域ではあるものの、現在では全国で購入できるようになった。

また、同品50周年の節目となる17年に、半世紀ぶりの新商品となる「旭ぶっかけポンズ」を発売した。旭ポンズの特徴である独自の柑橘調合や強いダシ感は残したままに、子どもでも喫食しやすい、甘みあるまろやかな風味に仕上げた。

現在、同社の近隣地に新工場を建設中で、来年夏の竣工を予定している。同工場では特に安全・安心に注力。半世紀以上愛され、手作りで製造してきた味を変えないよう伝統の技術を大事にしつつ、風味に影響しない工程を機械化したいとしている。(篠原里枝)

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