「フードストアソリューションズフェア」300社が出展 生産者と小売の共生の場を創出
盛大に行われた開会式
全国から集まった人気のご当地パンを紹介
地方と西日本の小売業界をつなぐ「フードストアソリューションズフェア2020」が18~19日、インテックス大阪(大阪市住之江区)3、4号館で開催された。新型コロナウイルス感染防止策を講じた同展には300社・445小間が出展し、希少な地域特産品などを来場バイヤーにアピールした。初日、西日本地域の小売企業らが勢揃いして盛大に開会式が行われた。同フェアは「食は文化・おいしい出会い」と銘打ち、消費者のニーズに応え、差別化を図る小売企業と新たな販路を求める地域の銘品を取り扱う各団体を結びつける出会いの場。
商工会や自治体などの展示エリアでは、伝統食材や特産農林水産物を使用した魅力のある新商品が集結。試食とサンプル提供でバイヤーにアピール。ご当地パンコーナーや感染症対策コーナーなど主催者企画コーナーも注目された。
開会式では、今野正義日本食糧新聞社代表取締役会長CEO、大坪正人農林水産省近畿農政局長、千野和利フードストアソリューションズフェア運営委員会特別顧問らが登壇。主催者を代表し、今野会長CEOは「このフェアは関西・中国の生活者・商業流通を力強く支える総勢18社の流通企業さまが結集する展示会。十分な安全・安心の備えをし、バイヤーさまや多くの皆さまの出会いや交流の場になることを祈念する」とあいさつ。大坪局長は「本展示会が地域の食品、小売企業と地域の生産者、食品メーカーさんを結びつける役割であり、新たな販路を求める方とのマッチングでの商談が一つでも多く成功することを祈念する」と祝辞を述べた。千野特別顧問は「地方の生産者とスーパーマーケットのバイヤーが歩み寄り、助け合う共生の関係を作っていきたい」とした。(山田由紀子)