3mにまで成長するサトウキビと松原孝樹氏。無農薬栽培のため草取りに手がかかるという
熊本県芦北町の「ばらん家(ち)」は、障がい者支援施設として2006年に設立された。精神障がいを抱える人たちが自然に触れることで病を克服できるようにと始めたのがサトウキビ栽培で、無農薬・無肥料で安全な黒糖と黒蜜など関連商品を生産。「FABEX関西」など食品展示会やイベントを通じて取組みを発信している。
サトウキビの特産地は沖縄だが、芦北・水俣地域にも黒糖を生産する食文化があった。NPO法人ばらん家の松原久美子理事長は、障がい者の自立支援と雇用の場の創