酪農・乳業新春特集:今後、供給力が最大の命題 11年度生乳生産は前年並みへ

乳製品 特集 2011.01.17 10433号 06面
「ぼくたちの食事、大事に飲んで食べてね」と子牛から聞こえてきそう

「ぼくたちの食事、大事に飲んで食べてね」と子牛から聞こえてきそう

牛乳・乳製品は太りやすいと誤解されがちだが、メタボ対策に寄与できる研究発表をする健康科学大学の折茂肇学長(左)と、女子栄養大学栄養生理学研究室の上西一弘教授。正しい理解を広めていく一助になると期待

牛乳・乳製品は太りやすいと誤解されがちだが、メタボ対策に寄与できる研究発表をする健康科学大学の折茂肇学長(左)と、女子栄養大学栄養生理学研究室の上西一弘教授。正しい理解を広めていく一助になると期待

 2010年の酪農・乳業界は、猛暑により久しぶりに白もの牛乳類トータルで前年を上回る月が見られた。国産乳製品の需要も回復。10年スタート時には30万t近い供給過剰による需給ギャップが指摘されていたが、堅調な需要の一方で、夏バテで乳量が少なくなる牛が出るなど、一転して約16万5000tの供給不足となった。特に過剰気味だったバターの在庫は大幅に圧縮し、年末にはひっ迫気味となった。こうして、牛という生き物を根幹とする産業のため、気候要因などに左右され1年で大きく様相を変える酪農・乳

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