ポイント=食に対する不安

コラム 総合 2011.08.12 10527号 02面

 放射能や放射性物質に敏感な消費者の食に対する不安感が過剰なまでに高まっている。放射能の影響がない古米の需要が高まり、品薄と聞く▼関係省庁や自治体なども情報の発信には努めているのだろうが、不安は薄まらない▼不安の解消に何が必要か。正確なデータとその明確な意味を含めた情報の提供だろうか。放射能の場合、不確定要素が多いだけに、安心感を持つには十分とは言いがたい▼何よりも情報発信者と情報の受け手との間の信頼感が不安の解消には欠かせないのではないか。うそをつき続けた揚げ句、結局、本当

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