小出物産と福谷が資本業務提携 全株式譲渡で子会社に シナジー効果期待
【中部】創業90年を超える食品原材料卸の小出物産(名古屋市、小出守彦社長)は10日、全国有数の砂糖卸である福谷(同市、福谷藤七郎社長)と資本業務提携を締結したと本紙に明らかにした。締結日は10月1日。小出物産は全株式を福谷に譲渡し、福谷氏が代表権のある会長に就いた。今回のような原材料卸同士の統合は珍しく、特に中部地区の業界地図が塗り替わる可能性が高い。また、原材料の供給事情が厳しさを増す中、物流面などで両社のシナジー効果に期待が集まる。
小出物産は