永谷園、大陳祭で「お茶漬けの日」浸透 グランプリ賞はパントリーけいすけ川南店
永谷園は3~6月に行った「第18回大陳写真コンテスト」によって、昨年制定した5月17日の「お茶漬けの日」の浸透を果たした。東京都内の本社で7月28日にコンテストの最終審査会を行い、グランプリ賞に宮崎県のパントリーけいすけ川南店を選出した。
今秋はお茶漬けの新キャンペーンを計画。永谷泰次郎代表取締役社長は「“日本になくてはならない会社”を標榜。大陳祭をはじめとした販促も、売場でなくてはならないキャンペーンとなるように推進する」と決意を示した。
大陳写真コンテストはグランプリ受賞店に100万円、準グランプリ2店に各50万円という破格の賞金金額を進呈。毎年加えられる新企画、厳密な審査体制も評価され、全国の流通業で春の大型キャンペーンとして定着している。
3月3日~6月13日に行った今年は、「早得ボーナス」を新設して「お茶漬けの日」などの各種POPを用意。「お茶漬けの日」当日には初の全国イベントも行い(既報)、店頭販売を盛り上げてきた。参加店数は4896。秋には「お茶づけ海苔」の新たな全国販促を行って喫食率をさらに高める。
最終審査会はグランプリ候補を12店に絞り込み、各店の大陳写真1点だけで審判。写真には店名を示さずに投票番号だけを添え、先入観なしに判断できる環境を整備した。各店の陳列技術が年々向上する中、パントリーけいすけ川南店の、エンド棚4本で商品展開する新たな陳列法に支持が集中。審査員から過半数の推薦を得てグランプリ賞を獲得した。
準グランプリ賞は北海道のビッグハウス岩見沢店、佐賀県のAコープ佐賀やまもと店が受賞。ともに「お茶づけ」商品でおなじみのしま模様を全体に配し、POPも活用して「お茶漬けの日」と各商品群を効果的に訴求した。
(吉岡勇樹)