桃屋、休売なしの2桁成長 「やわらぎ」CMで調理促進

「やわらぎの炊き込みごはん」提案5年で調理動画の再生数は100万超と人気

「やわらぎの炊き込みごはん」提案5年で調理動画の再生数は100万超と人気

「穂先メンマやわらぎ」単体CMの6年目に初めて、人気の炊飯器任せレシピを提案する

「穂先メンマやわらぎ」単体CMの6年目に初めて、人気の炊飯器任せレシピを提案する

桃屋は今9月期、2桁成長と休売なしの安定供給を両立し、新型コロナ防止の内食増に応えている。即食やご飯食需要をとらえ、味付けいらずの簡単料理も広がった。6月の新CMで「穂先メンマやわらぎ(辣油味)」を使った、炊き込みご飯を初めて紹介する。次の拡大戦略にする、つけ・かけ以外の調理提案を深める。(吉岡勇樹)

創業100周年の今期売上げは4月まで前年比10%増。2月末から家庭内食が急伸し、7年連続拡大の勢いを増している。近年の成長をけん引する「辛そうで辛くない少し辛いラー油」「きざみにんにく」など、食べる調味料の伸長率は20%超。「ごはんですよ!」をはじめとした海苔佃煮はもちろん、「キムチの素」も増大。漬物、鍋商戦の端境期ながら炒め物といった汎用(はんよう)訴求が浸透した。

コロナ特需には製造を定番品に絞り、安定生産に努める企業が多い。桃屋は主力の春日部工場をフル操業。良品質主義の自前の原料調達も手伝って、2ヵ月以上にわたる、前年比20%以上の発注増に、すべてに応じてきた。瓶詰ならではの備蓄、開封するだけ・加熱いらずの即食ニーズに対応。消費者の生活防衛を支え、社会不安を抑えた。

新たなTVCMはおなじみの歌舞伎役者の片岡愛之助が「牛肉とやわらぎの炊き込みごはん」を料理。5~14日に東名阪と北海道、福岡県を中心に大量投下する。「やわらぎ」も大型連休明けにようやく需要が落ち着き、増産のめどが付いた。

コメ2合と「やわらぎ」1本、薄切り牛肉150gを炊飯器に入れて炊くだけの簡単調理(牛肉は醤油の下味付け10分推奨)、具だくさんの中華おこわ風シズルを訴える。「やわらぎ」の乳酸発酵メンマならではの香り、食感をアクセントに清湯エキス、ラー油のコクがご飯と牛肉の味わいを広げる。

「やわらぎ」は今期売上げが前年比16%増と好調に推移している。特に4月単月は同46%増と旺盛な即食需要に対応した。TVやラジオ情報番組で取り上げられるたびにSNSで情報拡散。若年層の新たな消費を得て、直近6年で売上げは倍増近い。発売33年で中華瓶詰のトップブランドに育てた。おつまみ、ご飯のお供から炊き込みの主食、おかずへ価値を高める。

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