愛用食材と調理技術:井上製麺「全粒粉中太麺」 まぜそばに合う風味と太さ
●濃厚なタレと絶妙に絡む
大阪で、「まぜたらアカン!」と標榜するユニークなまぜそばを考案しているのが「シュリケン164」。提供するのは、あらかじめタレを絡めた麺に、多彩な具材をトッピングした“完成形”の「濃厚まぜそば」(Mサイズ850円・税込み)。麺と具材のそれぞれのおいしさを楽しみながら食べる、独特のスタイルだ。
その麺として愛用するのが、井上製麺が製造する全粒粉を使用した中太麺だ。「麺の選定には、いろいろな製麺会社を探して検討しました。全粒粉を配合した麺は魅力的ですが、コスト面で折り合わないイメージでした。そこで出合ったのが、同社が提案してくれたこの商品。味・価格ともに納得して採用を決めました」と、山本浩店主。
魅力は、全粒粉ならではの豊かな小麦の風味とモチモチした食感。調理では、5分ほどゆでてからタレとしっかり混ぜ合わせる。同店のタレは、ごまベースのクリーミーな味わい。濃厚なタレと中太麺との相性もよく、絶妙に絡むのも愛用するポイントだ。
タレと合致してより存在感を増し、食べ応えもある同品。「ウチのまぜそばに合う」と山本店主が信頼する、今後も欠かせない存在となっている。
●「全粒粉中太麺」 井上製麺(大阪市平野区)
●店舗情報
「シュリケン164」
所在地=大阪府東大阪市四条町4-3