数字で読み解くフードサービストレンド:チキンバーガーは2021年16%増

2022.06.06 520号 06面

 コロナ禍で飲食店が大きな影響を受ける中、好調なハンバーガーをメニューに加えたり、新業態としてハンバーガー店経営に乗り出す企業も増えています。特に、世界中でチキンバーガーブームとなっていることもあり、日本でもチキンバーガーに熱い視線が注がれています。エヌピーディー・ジャパンが提供する外食・中食市場情報サービス「CREST」で、どんなハンバーガーがどれくらい好調なのか、数値で見ることができます。

 飲食店で食べられたハンバーガーメニューで、一番多いのはチーズバーガーで、2021年に3.6億サービングス(食)、前年比2.5%増でした。注目のチキンバーガーはなんと前年比16.1%増の激増で1.7億サービングスとチーズバーガーの半分近い規模となりつつあります。コロナ前の19年比で見ると、チーズバーガー0.5%増に対し、チキンバーガーは10.1%増ですから、チキンバーガーがコロナ禍で大きく伸びたということがよくわかります。

 消費者からすると、牛肉と比べ健康的なイメージや、サステナブルな観点、価格、バラエティーなどでチキンバーガーの人気が高まっているといえます。提供側からすると、仕入れコスト、安定した供給、調理のしやすさ、バラエティーの出しやすさなどからメニュー強化が進んでいると考えられます。地球環境や安定供給、健康志向などの観点から、コロナ後も継続した成長が見込めるメニューとして、メニューに加えることを一考する余地はあるでしょう。

 (エヌピーディー・ジャパン 東さやか)