この1品が客を呼ぶ:地域密着繁盛店=高松「エコ・デ・マーレ」

2001.01.15 220号 11面

高松市郊外、目の前が海というマンションのワンフロアにある「エコ・デ・マーレ」。二〇代後半の女性に圧倒的な人気を誇るレストランだ。

店内はすべて本物のイタリア家具、装飾のタイルやレリーフからカトラリーに至るまですべて輸入品。ディテールまで徹底的にこだわった店内と瀬戸内海を一望できるロケーションは、常に女性の「行ってみたい店ランキング」のトップである。

この店は一昨年までイタリアンレストランだったが、二〇〇〇年春から新たに南仏、北イタリア料理の店としてメニューのみリニューアルした。その時、料理長もイタリア人シェフから日本人のフレンチシェフに。高級店のイメージとカジュアルなイタリアンの組み合わせの違和感に客側がとまどってしまうのだそうだ。「どうしてもイタリアンは安価なイメージ。今はソースを使った、きちんとしたフレンチがリーズナブルに食べられるほうが喜ばれるというのが実感ですね」と矢野支配人。

特に女性に人気があるのはシーフードで、今回紹介する売れ筋は「ホタテのグリルと手長エビの生ハム巻き」。瀬戸内でホタテは獲れないが、海を目の前にしたロケーションが、素材の新鮮さをアピールしてくれる。

◆「エコ・デ・マーレ」(香川県高松市新北町二九‐一五、087・837・2277)営業時間=午前11時30分~午後2時、6時~9時、月曜定休

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