電化厨房システム特集:電化厨房活用事例=レストラン カーティス・レイク

2004.04.14 284号 12面

東京、神奈川のマス釣りファンに今一番、注目されているのが川崎市麻生区にある「FISH・ON!王禅寺」だ。シーバスやトラウトなどの魚が放たれた四つの池は平日でも早朝からにぎわい、週末の入場者数は連日一〇〇〇人近くにのぼる。

施設内で食事を提供しているのは、オール電化を採用した「レストラン カーティス・レイク」だ。

「キッチンスタッフは二人ですから、週末はオーダーを受けてから料理を始めていたのではとても間に合いません。比較的手のすく平日に仕込みを済ませて真空保存しておくことで、料理を手早く提供できるように努めています」と料理長の篠田一郎さん。

パスタ料理だけでも週末に備えて二〇〇食近くを仕込み、真空保存しておくという。ヘルシーでおいしい料理を提供するのにも電化と真空調理は欠かせないと話す。

週末どんなに忙しくても厨房内を清潔に保てるのも電化のメリットだ。

「電化は拭くだけできれいになるので掃除がとても簡単です。それにガス器具と違って就業後の調理器のメンテナンスに時間がかからないのもうれしいですね。とくにコンベクションは自動洗浄ですから全く手間がかからず助かります」

「テラス席の戸を開放していると池を渡ってきた風が客席を通って厨房内を抜けていきます。電化には裸火がありませんから、風で火があおられることがなく安心して調理ができます」

電化は都会のレストランだけでなく、アウトドア感覚のレストランでも大活躍中だ。

◆レストラン カーティス・レイク(川崎市麻生区王禅寺一二二七‐二、「FISH・ON!王禅寺内、電話044・959・0037)営業時間=午前9時~午後10時/使用機器=スチームコンベクション、電磁フライヤー、パスタボイラー、電磁調理器、ピザオーブン、真空包装機、ほか

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