サークルKサンクス、“商品交流”を本格化 神田川・陳氏の弁当を全店販売
(株)サークルKサンクス(本部=東京都江東区、電話03・5635・3430)は、弁当・惣菜にサークルK、サンクス共通メニューを本格投入していく。「加盟店・本部はサークルK、サンクスの合併効果が直接感じられるが、今後はお客さまにも合併メリットをどんどん提供していく」(土方清社長)考えで、これまでサークルK、サンクスそれぞれでしか買えなかった商品を相互に取扱う。第1弾は7日発売の有名料理人の神田川俊郎氏、陳建一氏監修の弁当など16品目。販売目標は16品目合計で1店1日当たり1万8000円。
神田川氏は95年からサンクス、陳氏は98年からサークルKの弁当・惣菜開発にかかわり、それぞれのチェーンの看板商品として認知されている。今回はチェーンの枠を超えて全店(4月末6309店)販売を前提に、両氏の協力を得て約4ヵ月前から開発に取り組んできた。
神田川氏監修は「神田川流懐石寿司御膳」(650円)、「同15品目の元気サラダ」(330円)など弁当・惣菜4品。同氏の料亭で使用している梅のすし酢、昆布醤油などこだわりの調味料で味付けした和食メニュー。陳氏監修は「陳建一四川風麻婆丼」(530円)、「同本格チャーハンおにぎり」(135円)、「同海老チリ」(395円)ほか漬け物、デザート、即席カップ麺の12品目。同氏がこだわる中国・四川省産の豆板醤、花椒粉を使用した本格四川料理をそろえた。
6月7日~20日、「味の饗宴フェア」として両氏監修の商品を拡販。テレビ宣伝も行い、特に中高年の取り込みを狙った。