今年も残すところ、２ヵ月を切った。早いものだ。正に「光陰矢の如し」。本紙では、正月の主役・おせち料理を演出するバイプレーヤーのベスト３を、包装資材卸のリーディングカンパニー、大黒工業（株）（愛媛県四国中央市、電話０８９６・２４・２１４０）の取り扱いアイテム約１０万点の中から選定した。環境対応容器「パルプモールドパッケージ・シリーズ」、牛乳パック再生紙活用の「ミルカ・シリーズ」などを上市。積極的に環境保全に配慮した、２１世紀型企業として、業界を牽引し続けている。

◆第１位　Ｖ‐ＢＯＸ

栄えある第１位は、「Ｖ‐ＢＯＸ」シリーズ。おせちを華麗に包み込む、上品な重箱。木製の重箱と比較しても、なんら遜色のない傑作。この重箱に盛り付けられたおせちを味わい、新年を迎える。良い年となること請け合いだ。

「Ｖ‐ＢＯＸ」シリーズは、幾層にも素材紙を折り込んだ、独自の製法を採用。丈夫で廉価と、良いことづくめ。「プラスチック製ですと、強度がかなり低いのです。一方、木製重箱では、コスト高は避けられない」と、宇都宮剛商品本部次長社長室室長。

このジレンマを、一挙に解決したのが、ほかならぬ「Ｖ‐ＢＯＸ」。「Ｖ‐ＢＯＸは、価格的には、木製重箱とプラスチック製の、ほぼ中間に位置。しかし、紙製であるが故に環境にも優しい商品である点、堅牢さ、質感の高さ。以上の要素を総合的に勘案すると、最もコストパフォーマンスが高い商品と自負しています」と、宇都宮氏は胸を張る。めでたい新年の門出を演出する、おせちのバイプレーヤーとして、たぐいまれな優れもの間違いなしだ。

◆第２位　箱飾り

第２位は、「箱飾り」。既製品として、今回、初めて商品化された。特に、無地の重箱にあしらえると、一気に、優美な雰囲気が醸し出される。贈答品などには、うってつけだ。

超低コストで、めでたさ倍増の、アイデアグッズだ。重箱の上に張り付けるだけで、「春の海」の音色があふれ出そうだ。

◆第３位　小鉢

第３位は、「小鉢」。中国製の珍味小鉢は、４アイテムとも、すべて磁器。だれだって、プラスチック製の小鉢より、磁器製小鉢に入っていた方が感動するはず。おせちの、バイプレーヤーとして、これも申し分ない優れものだ。

◆番外編　ぽち凧

ランクインこそ果たさなかったものの、「ぽち凧」も遊び心あふれるアイテム。商品自体は以前から、文具関連のチャネルで販売されていたもの。

同社では、昨年から、おせちの「飾り」として取り扱いを開始。大好評を博した。その用途は、自由自在。いずれも新年の門出を祝う正月にアクセントを添える、名バイプレーヤー間違いなしだ。