日本マクドナルド06年事業戦略 24時間営業本格導入

2006.06.05 315号 4面

日本マクドナルド(株)(東京都新宿区、電話03・6911・5710)の原田泳幸会長兼社長は4月19日、5月下旬から200店導入による24時間営業の本格導入や、新メニュー「サラダマック」発売によるバリューセットメニューの値上げ、フランチャイズ事業の地域割り新モデル作り、新規事業計画の再開などを柱とする2006年度の事業戦略を発表した。06年度は、これらの施策で連結売上高3400億円(前年比4・4%増)、経常利益30億円(同4・9%増)を見込む。

原田会長兼社長は、バリュー戦略による客数増で既存店売上げを伸ばし、2年連続の黒字にしたことで、「われわれの政策は間違っていない」と、次のように06年度事業戦略を語った。

商品戦略では、バリュー戦略に新商品「サラダマック」(2種、各単品490円、ドリンクセット640円)を5月から投入する。100円マックに高価商品を投入して高まった客数を維持しながら客単価アップを図る。

また新メニューの実験としてデザート「マックフルーリー」、新サンドイッチ「ピタ」を表参道店や恵比寿ガーデン店など一部店舗で実施しており、近々全国発売を予定している。

06年度は積極的な店舗開発を行い、新規出店100店、閉鎖75店、改装400店を実施する計画。

より経済的・効率的店舗運営としては、昨年の早朝営業が売上げに大きく寄与したことから、24時間営業を5月から200店に拡大し、数年後には900店を目指す。またランチタイム以降の時間帯に向けたスナックメニューを投入する。

価格面では100円マックを継続しつつ、バリューセットの値上げを検討中で、値上がり幅は数十円と見られる。

さらに、フランチャイズ(FC)事業を自社とオーナー企業の財務体質改善と位置付け、FCの多店舗展開による効率性アップを図り、地域別配置の新モデルによる全国共通のプロモーションに地域別プロモーションを差し込んで効果を検証する。

新事業については、売上高の低い店舗の再活性化となる事業を探していく。

日本マクドナルドが分析した気軽な外食市場規模7兆0070億円(03年)によると、シェアはマクドナルド5・5%、CVS32・5%だが、マクドナルドとCVSの顧客併用率は52・2%で、ここに食い込んで新顧客を獲得したい考えだ。

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