ホットスパー、店内調理を84店に拡大 健康志向メニューの強化も

2007.05.07 328号 7面

ココストアグループの(株)ホットスパーコンビニエンスネットワークス(茨城県つくば市、電話029・824・4710)は、差別化策に位置付ける店内調理システム「ホットスパーキッチン」の導入店拡大、メニュー強化に取り組む。今春から小型弁当「COHACO」(こはこ)シリーズ、サラダとパスタのセット商品、ご飯とおかずを別売りするパック惣菜、パックご飯を新発売する。導入店は07年5月期末で84店(期中68店増)に増やす見通しだ。

ホットスパーキッチンは店内で炊飯、加熱調理した弁当、おにぎり、惣菜を販売する。メニュー・食材開発はココストア本部が行っており、2週間ごとに新商品を発売する。そのため、9割はグループ統一商品、1割が各チェーン独自商品になる。今年はグループ統一テーマとして「お客様対応力の強化」「健康増進に貢献しよう」を掲げ、商品開発に取り組んでいる。今春のホットスパーキッチンの新商品もこのテーマに沿って開発している。

新シリーズ「COHACO」は牛ビビンバ、黒米&ハンバーグ(各350円)などで、主対象の女性に適した小型サイズにした。夏には、とろろを使用した丼物を販売する予定。1店当たり週販5個を目指す。

新メニューはサラダ単品とパスタとのセット商品。15品目サラダ、黒ごまたっぷりごぼうサラダ、明太子パスタ+ポテトサラダ、ペペロンチーノ+ごぼうサラダなど野菜たっぷり。サラダのマヨネーズはコレステロールを下げる「キユーピーディフェ」を使う。

店内調理弁当は昼食時間帯は箱弁当、夕方からはご飯とおかずを別売りにする。パックご飯は白飯だけでなく「十穀米ごはん」「わかめごはん」(各120~180円)を揃え、パック惣菜は「サバ生姜煮」「目玉焼きハンバーグ」「唐揚げ」(350~380円)など。午後5時~10時は昼食時間帯と比べ1時間当たり売上高は低いが、別売りにすることで組み合わせ購入を促し売上げ増加を図る。

ホットスパーキッチン導入店は現在31店。そこで作った弁当・惣菜を仕入れるサテライト導入店は37店。07年5月期末までに前者40店、後者44店、合計84店に増やす。導入地区も茨城、群馬、埼玉、神奈川に広がる。導入店拡大に伴い、ホットスパーキッチンを指導するSI(ストアインストラクター)、キッチンオープンタスクを整えた。SIは3人で、店舗の衛生管理・品質管理を指導する。キッチンオープンタスクは10人体制で店内製造作業の指導を受け持つ。商品本部にもキッチン商品担当2人を置き、地区商品開発にも力を入れていく。

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