特集・宅配ピザ 大手14社社長にアンケート 「ビッグベアーズ」
【Q1】
宅配ピザ業態の停滞期については、当分の間、停滞期はなく市場はゆるやかではあるが市場は拡大して行くと思う。
その理由として、家族・仕事・学校といった社会構成の変化、また食生活の変化が宅配ピザ業態に適した環境にあること。そして、もう一つ言えることは、現代の子供たちが宅配ピザをたのんでいるという事実。そういった面を見ても、市場はゆるやかではあるが拡大し、次の世代までつながるものと考える。
しかし、宅配ピザ業界としては、店舗の乱立、ピザを主とした複合ショップの進出、また景気後退などの環境の中で、業界の停滞期と言えるかもしれない。ただ個々の店舗においては、商品、価格、サービス、そして顧客管理の徹底などにより、他店との差別化をはかることが出来れば、ゆるやかではあるが、拡大していく市場に間違いないと思っている。
【Q2】
(1)従来の考えでは、年間二店舗の出店。FCにおいては、積極的な加盟活動はしない方針をとってきた。現時点においては、本社ビル設立にともない、新たな方針を見直す段階である。
(2)自社によるチラシの配布、業者によるチラシ配布、顧客リストを利用したDM発行、テレビCMによるビッグベアーズのイメージ作りを主に販売促進を考えている。
(3)ピザについては、男性、女性、子供といったコンセプトを決めた商品作り、またピザ以外のオリジナル商品に力を入れて行く方針。
(4)宅配業として、交通事故の問題については、安全教育を徹底指導するほか社会のルールをアルバイトに教育し、社会へ出た時の準備として勉強をしてもらうよう、努力する考えである。
【Q3】
宅配ピザ業態がどのように発展して行くか、宅配ピザ業態はあらゆる面で複合ショップ的要素を備えて発展して行くものと考える。
それが新しい商品なのか、異業種との交流であるか、情報提供であるかはわからない。また当社としては、若い学生アルバイトを預っているので社会へ出た時のための教育を徹底し、本当の意味で社会貢献が出来る会社という位置づけをしていきたいと考える。
認知度としては、広く浸透していくと考えている。