デザート特集 第2のナタデココ「アロエベラ」使用、女性に人気の「アロエココ」

1995.06.05 77号 11面

若者に人気の居酒屋「くいもの市場TAPA」新橋店(03・3571・9777)は、昨年10月から生のアロエベラを使った「アロエココ」(五五〇円)=写真=をお勧めメニューとして出している。ココナツミルクにアロエベラを入れたさっぱりとしたエスニックなデザートは、若い女性に受けている。

もともと同店は、三年ほど前からアロエベラを使用して「アロエ刺し身」(八五〇円)を定番化しており、知る人ぞ知るメニューであった。アロエベラをもう少しオーダーしやすいメニューとして開発したのがデザート商品。器も御重を使い、ドライアイスを下にひいてふたをあけると煙が出てくるしかけである。

アロエベラは定期的にアロエベラ健康普及協会(栃木県、0287・22・5665)からなま物を宅急便で取り寄せ「ねばりが少々あるがフルーティーなくずきりという食感」を楽しんでもらっている。

バブルなグルメが一段落して、今注目のキーワードは“ヘルシー”“健康”である。そこで第二のナタデココとささやかれているのが「アロエベラ」。もともとアロエは古くから医者いらずと呼ばれ、万病を治すと言われてきた。しかし、日本でアロエといえば、キダチアロエで苦くて食用には不向き。それに比べ、アロエベラは一枚の葉の重さが一・五キログラム、葉の幅は約一〇センチメートル、厚さが三センチメートルほどもあり、皮・葉肉ともに苦みがほとんどない。特に葉肉のゼリー状の部分は透明でさっぱりとした食感。厚みがあるので調理もしやすい。このアロエベラが洋菓子店やレストラン、居酒屋で食材人気が上昇中。業務用商品も商品化され始めている。今回は“体にいいことをしたいお客”のためのデザートを提案する。

肉厚で苦みのない食用素材

〈商品名〉アロエベラ=内容量五〇〇g

〈商品特徴〉美容・健康によいと注目されているアロエの中でも、ことに食用に適しているのは肉厚のアロエベラ。苦みがほとんどない葉の内部を使用。透明でプチプチした繊細な食感。自然な素材をおいしく食べられる。

■材料(一人分)

(1)アロエ70g

(2)マスカットゼリー90g

(3)炭酸20g

(4)冷凍グロゼイユ少々

〈特徴〉新しい食材、アロエを使用した健康的なデザート。イメージからは想像できないようなおいしさ。

■材料(一人分)

(1)アロエ60g

(2)フールクリーム30g

(3)トッピングソース・オレン ジ3g

〈特徴〉フールとはイギリスで定番のヨーグルト味のクリーム。フールとアロエを組み合わせたシンプルなデザート。

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら