山本純子のスゴイぜ!業務用冷凍食品(9)マルハニチロ「ノンプリフライ!揚げるだけの白身天ぷら」

2020.06.01 496号 14面
マルハニチロ「ノンプリフライ!揚げるだけの白身天ぷら」

マルハニチロ「ノンプリフライ!揚げるだけの白身天ぷら」

 ●ふっくらとジューシー 厨房一度揚げの美味を実現

 冷凍食品業界ではない方から、「冷凍食品は最近ほんと、おいしくなりましたよね~」とよく言われます。また、「おいしくなった原因は何? やっぱり冷凍技術が進化したからですよね」と言う方もいらっしゃいます。対する答えは一つ、「メーカーの開発努力の賜物」です。そう答えると皆さま一様につまらなそうな顔をされるんですが、これが真実。

 もちろん、急速凍結機も日々進化しています。食品別に最適な凍結方法も研究が進んできて、より早く凍結する努力の一方で、早過ぎるより少しゆっくりの方がよい品目も分かってくるなど、いろいろな進歩があります。そして、そんな凍結方法の研究とは別に、それこそ日進月歩で進化しているのがメーカーの調理技術開発なのです。

 今回紹介したいのは、マルハニチロが開発に成功した新技術「ノンプリフライ製法(特許出願中)」による、おいしさを突き詰めて昨年秋に発売された「ノンプリフライ!揚げるだけの白身天ぷら」です。

 「揚げるだけって冷凍食品の天ぷらは元から揚げるだけでしょ?」って疑問を抱いた方、ごもっとも。でも、普通に天ぷらを揚げるところを想像してみてください。とろとろと垂れそうな衣をササっと付けて揚げますね。では、衣を付けた時点で冷凍しようとしたら、どうでしょう。とろとろの衣は凍結する前に下に流れ落ちてしまいます。そこで従来の天ぷら商品は、一度軽めに油調(プリフライ)して凍結しています。ちょっと薄茶色になっていて、これをサッと加熱するだけというのは便利ですね。でも、加熱過多により、身がパサパサになりがちでした。

 水産天ぷら本来のふっくらとしてジューシーな味わいを実現するには、本来の天ぷらと同じように厨房の一度揚げにしたい! とマルハニチロは考えました。そして実現したのが、衣を付けて凍結したこの商品。

 さすが、お魚に対して、また、お魚をメニューにするユーザーの皆さまに対して、そして、お魚料理を食べる方々に対して、「愛」がありますねぇ。

 揚げる前の商品を見ました。白かったです。いわば、白身魚に天ぷら衣を付けた瞬間で時間が止まっている雰囲気。それを凍ったまま揚げてOKなのです。もちろん、揚がった天ぷらはとっても美味。

 さて、同商品の原料は船上凍結した鮮度の高いスケトウダラ。工場では、そのうま味を引き立て生臭みをカテキン効果で除くという同社独自の「茶洗い製法」を採用しています。原料と下処理にもお魚に対する深い「愛」を感じる商品です。

 ●商品概要

 マルハニチロ「ノンプリフライ!揚げるだけの白身天ぷら」

 規格=750g(30枚)/8袋×2合

 ★ここがスゴイ!

 おいしいお魚に込めた愛!

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