メニュートレンド:やるならとことん恐竜レベルで 名物!!ジュラシックスコッチエッグ

2020.07.06 497号 01面
名物!!ジュラシックスコッチエッグ 1,980円(税抜き)高さ20cmを超えるワイルドなビジュアルはインパクト絶大。周りをカダイフで囲んで鳥の巣をイメージさせた盛り付けがユニークだ。

名物!!ジュラシックスコッチエッグ 1,980円(税抜き)高さ20cmを超えるワイルドなビジュアルはインパクト絶大。周りをカダイフで囲んで鳥の巣をイメージさせた盛り付けがユニークだ。

ナイフで割ると中にはゆで卵が4つも。ブツ切りにした砂肝も入れて肉の食感を高めている点もポイントだ

ナイフで割ると中にはゆで卵が4つも。ブツ切りにした砂肝も入れて肉の食感を高めている点もポイントだ

ファッショナブルなアートで洗練された空間。オープンキッチンで調理のライブ感と活気を演出している

ファッショナブルなアートで洗練された空間。オープンキッチンで調理のライブ感と活気を演出している

 料理を“巨大化”させるのは、消費者の関心を引き付けるオーソドックスな手段の一つ。ところが集客に成功できている店は少ない。それは「手段が古くさい」のではなく「思い切りが足りない」のではないだろうか。それを実証するのが、東京・新宿の「チキンビストロWAIGAYA 新宿西口店」の巨大スコッチエッグ「名物!!ジュラシックスコッチエッグ」だ。

 ●高さ20cm、重さ1kg ダチョウの卵並み 盛り付けにも遊び心が

 「スコッチエッグ」とは、ゆで卵をひき肉で包み込んでから揚げたイギリス生まれの郷土料理。その誕生は1738年にまでさかのぼるといわれる伝統料理で、大きさはウズラまたは鶏の卵1個分が一般的だ。

 ところが同店のスコッチエッグは高さ20cmを超え、重量は1kg。実にダチョウの卵並みの大きさ。糸のように細いトルコ生まれの極細麺「カダイフ」を使って鳥の巣のように丸く成形したところに盛り付けられた様子は、恐竜の卵という商品名にピッタリだ。

 「最初はタパス(軽いつまみ)メニューを充実させようとスコッチエッグを採用したんです。やがてお客さまに面白がってもらおうと大きくしだしたら、拡大が止まらなくなっちゃいました」と、大武和樹オーナーは笑う。2019年12月の採用時点では1個だったゆで卵が2個、そして4個と増えていったという。

 同品の作り方はまるで彫刻家の作品制作。まず固ゆでしたゆで卵4個を竹串で縦横に刺して固定。それをひき肉で包みながら卵形に成形する。ひき肉は牛・豚・鶏を1対1対1で配合した合びき肉に、ブツ切りにした鶏の砂肝を加えて肉々しい食感とチキンビストロのコンセプトに合わせた。ひき肉とゆで卵だけに味は親しみやすく、砂肝のコリコリ食感で食が進む。鳥の巣の下にはトマトソースが隠されていて、食べ飽きない工夫がされている。

 「グループ客が同品を目玉商品としたコース料理で注文するほか、カップル客がアラカルトで注文して楽しむケースも少なくありません」。提供時にはその大きさに驚きの歓声が上がり、ナイフで割ったときには中からゆで卵が4つも登場することに2度目の歓声が起きるといった具合だ。

 ここまで巨大化した理由をたどると、姉妹店で提供している名物商品につながった。同店が入居するビルの3階で営業する「BACCA GRILL&FARMERS」の「マンガ肉」(予約限定)は、原始人を主人公にした漫画で描かれる肉にそっくりな骨付き肉を商品化。その重量は実に10kgものインパクトで、各メディアにも取り上げられる人気ぶりを博していた。ここで育まれた“やるならとことん”の考えが、ジュラシックスコッチエッグにも受け継がれたのだ。

 ※新型コロナウイルス感染予防の自粛により、記事内容と営業概況が異なる場合があります

 ●店舗情報

 「チキンビストロWAIGAYA 新宿西口店」 所在地=東京都新宿区西新宿1-14-3 新宿ヒカリビル2階/開業=2016年6月6日/坪数・席数=25坪・50席/営業時間=11時30分~15時、17時30分~23時(土・日・祝日は22時まで)。年中無休/平均客単価=昼1000円、夜3500円

 ●愛用資材・食材

 「S&B エルブドプロバンス」 エスビー食品(東京都中央区)

 ビストロの味が即完成

 南フランスでポピュラーなハーブであるタイム、セージ、フェンネル、ローレル、ローズマリーを配合。同店ではトマトソースの風味やコク出しに使用しているが「これ一つでビストロの味を表現できる」と大武オーナーは絶賛する。

 規格=缶(45g、100g、170g)、袋(100g、1kg)/常温

最大30日間無料購読する

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら