テイクアウト最前線:居酒屋グループが“萌え断”フルーツサンドをリヤカーで販売中

2021.04.05 506号 08面
ミカン、バナナ、ブドウなどのフルーツ単品は500~600円、花や動物をデザインしたものは600円(すべて税込み)。

ミカン、バナナ、ブドウなどのフルーツ単品は500~600円、花や動物をデザインしたものは600円(すべて税込み)。

銀座、勝どきエリアで販売する商品は、「くふ楽銀座店」の現在利用を休止している宴会場で仕込む。製造数量は前日夜と当日午前9時から11時の約3時間で平均80~100個。毎日完売している。

銀座、勝どきエリアで販売する商品は、「くふ楽銀座店」の現在利用を休止している宴会場で仕込む。製造数量は前日夜と当日午前9時から11時の約3時間で平均80~100個。毎日完売している。

ピンク色のリヤカー販売は目を引き、「出合えたらラッキーなフルーツサンド屋」とSNSを中心に話題。

ピンク色のリヤカー販売は目を引き、「出合えたらラッキーなフルーツサンド屋」とSNSを中心に話題。

 「くふ楽」「福みみ」「元屋」など、都内を中心に居酒屋など17店舗を展開するKUURAKU GROUPが、店頭とリヤカーでフルーツサンドを販売展開し、話題を呼んでいる。

 昨年末の緊急事態宣言により店舗を休業していた2月、同社が運営する東京・北千住のカジュアルイタリアン「Bistoroぴっかんて」が、フルーツサンドの店頭販売とリヤカー販売を開始。すぐに大評判となり、平日120個、休日190個をコンスタントに売り上げた。そこで3月からは「2933」の屋号をつけたリヤカーを新たに2台稼働し、1台は銀座コリドー街にある同社運営の居酒屋店頭に配置し、もう1台は勝どきエリアで引き売りを始めた。

 販売するフルーツサンドは、「ぴっかんて」のスタッフと、銀座エリアにある居酒屋各店のスタッフによる手作り。サンドイッチ用のパンに生クリーム7、植物性ホイップクリーム3のバランスで配合したクリームをたっぷりと注入し、断面が見えるようにあらかじめ切った各種フルーツをクリームに埋め込み、“萌え断”を演出している。花のようにデザインしたものや、動物の表情が描かれたオリジナルのパッケージで包むなど、映えるかわいらしい見た目が何とも魅力的だ。

 同社広報の齋藤光絵チーフによると、「クリーム、フルーツなどの材料さえ良いものを用意すれば、誰でも比較的簡単に作れる」と考え、フルーツサンドに着目した。実際に販売してみたところ「食後にデザートとして購入するお客さまも多く、ランチ営業をしながら、同時に店頭でテイクアウト販売するのにも向いている。フルーツサンドは、居酒屋のいわゆる“二毛作”営業向きの商品」と、齋藤チーフは実感を語る。

 ●店舗情報

 「Bistoroぴっかんて」

 東京都足立区千住旭町35-18 書店ビル1階

 「福みみ銀座コリドー店」

 東京都中央区銀座6-2先 GINZAはなれ地下1階

 ※勝どきエリアなどでもリヤカー販売を実施