メニュートレンド:おしゃれな“パン飲み” 店頭にショーケース

2026.01.05 563号 23面
彩りも美しいブルスケッタ。マグロをカツに仕立てたり、ポテトサラダを春巻きの皮で包んで揚げるなど、自由な発想で考案している。※メニューは月替わり。写真は2025年11月の内容

彩りも美しいブルスケッタ。マグロをカツに仕立てたり、ポテトサラダを春巻きの皮で包んで揚げるなど、自由な発想で考案している。※メニューは月替わり。写真は2025年11月の内容

人気のフードメニュー「タコと梨のアボカドタルタル」(写真手前、580円)、「鶏レバーのムース」(500円)※各税込み

人気のフードメニュー「タコと梨のアボカドタルタル」(写真手前、580円)、「鶏レバーのムース」(500円)※各税込み

ブルスケッタとキッシュがズラリと並ぶショーケース

ブルスケッタとキッシュがズラリと並ぶショーケース

立ち飲み店とは思えない洗練された外観

立ち飲み店とは思えない洗練された外観

【愛用食材・機器】「フリーズドライ梅干」千年屋(東京都八王子市)

【愛用食材・機器】「フリーズドライ梅干」千年屋(東京都八王子市)

 大阪で最近増えているのが、“パン飲み”ができる店。中でも大人気の立ち飲み店として急成長中なのが「SAYAMI STYLE」だ。見た目も美しいブルスケッタを揃えたおしゃれに飲める雰囲気で、女性客のハートをがっちりとつかんでいる。

 ●自由な発想で料理を考案

 2024年に開業した同店は、高校時代からの親友であるオーナーの井関沙耶香(サヤ)さんと店長の岡村綾美(アヤミ)さんの、「2人のやりたいことをやろう」という思いが詰まった立ち飲み店。まず目を引くのが、店頭にある大きなショーケース。色とりどりのブルスケッタやキッシュが並び、「ケーキ店のよう」と形容する人が多いのも納得の華やかさだ。

 「こだわったのが、ショーケースの導入。そこに並べる料理は、カラフルでかわいく、目立つものがよいと考えたら、パンの上で自由に表現できるブルスケッタに行き着きました」と、アヤミさん。最初からパン飲みを目指したのではなく、ショーケースありきの結果というのが面白い。

 月替わりで、ブルスケッタ4種とキッシュ1種を用意している。旬の素材や彩りも意識して考案しているとか。デザート感覚のブルスケッタも1種類(取材時は「アップルパイ バニラアイスのせ」)あり、こちらも人気だ。

 ショーケースの商品がなくなればパン系メニューは完売となるが、その他のフードメニューも多彩に用意。ドリンクは、ナチュラルワインや大阪・西成発のクラフトビールなどに力を入れ、料理との相性を考えてラインアップしている。

 客は女性が7割で、平日でも開店と同時に満員になることも。「集客は順調で、地域の人の来店もとても多い。飽きられないようにメニューを替えつつ、リピーターを増やしていきたい」と、アヤミさんは話す。以前の立ち飲みイメージを覆すおしゃれな店は増えているが、ダイレクトに見せて興味を刺激するという同店の試みは、一歩先を行く店づくりと言えるだろう。

 ●店舗情報

 「SAYAMI STYLE(サヤミスタイル)」

 経営=38(サヤ)グループ/店舗所在地=大阪市中央区難波千日前5-30/開業=2024年5月/坪数・席数=約8坪・約15人(立ち飲み)/営業時間=15時~23時。不定休/平均客単価=3000円

 ●愛用食材・機器

 「フリーズドライ梅干」 千年屋(東京都八王子市)

 インパクトと食感をプラス

 フードメニューの「タコと梨のアボカドタルタル」で、「食材との相性や味のバランスがよい」と取り入れているのが、南高梅の梅干しをフリーズドライ製法で顆粒状にした同品。調理の最後にかけることで、味にインパクトをプラスし食感も楽しめる一皿に仕上げている。

 規格=50g(常温)

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