成田食品 実録!モヤシ料理POP企画:ベトナム料理「THITHI(ティティ)」

2012.12.03 405号 11面
ピックアップした3品以外でもモヤシを使用するメニューが非常に多い

ピックアップした3品以外でもモヤシを使用するメニューが非常に多い

 ●大量のモヤシを使うベトナム料理 野菜たっぷり、ヘルシーさが特徴

 和・洋・中と大別される料理だが、タイやベトナム、カンボジアへの旅行客増加に伴い、日本国内でもアジア各国料理の専門店が増えている。なかでもベトナム料理は、野菜をたっぷり使うヘルシーメニューが多く注目されている。そんなベトナム料理専門店のひとつ「THITHI(ティティ)」が、特にモヤシを使ったメニューを強くアピールしていると聞き、取材した。

 THITHIは、JR蒲田駅東口から徒歩5分の繁華街に立地するベトナム料理店。母国ベトナムで長年料理人を務めたティ・タンニャンさんが、7年前にオープンした。本場ベトナムの味を楽しめる店として、女性やファミリー層に人気が高い。日本人常連客いわく「味も野菜やハーブ類の量もまるで現地で食べているかのよう」とのこと。

 ベトナム料理は、野菜類を大量に使うのが特徴のひとつで、特にモヤシは中国料理以上に多用する。その中から3品をピックアップし、わかりやすい形でアピールすることにした。

 「ベトナム風お好み焼き(バインセオ)」は、米粉、ココナツミルク、ウコンで作った生地で、炒めたモヤシなどの野菜、エビ、豚肉を包んだ料理。生野菜とハーブ類で巻き、ニョクマムベースの甘辛いたれを付けて食べる。「牛肉のフォー」は、牛薄切り肉をメーンに、モヤシ、ワケギ、玉ネギなどを使ったフォー料理。フォーの下にもモヤシが隠れているが、別皿でも提供され、好みでのせて食べる。「五目焼きフーティウ」は、醤油焼きそば風のフォー料理。具材はモヤシやキャベツなどの野菜類とエビ、豚肉など。最後にフライドオニオンがトッピングされる。ベトナム南部の料理で、当地ではフォーのことをフーティウと呼ぶとのこと。

 子どものころ、実家でモヤシを作っていたというティ店主が選んだのは、成田食品のベストモヤシだ。「どんな調理を施しても、シャキシャキ感があり、モヤシ自体にほのかな甘味がある点が気に入っています」(ティ店主)。ベトナムでモヤシは喉によい食品として広く認知されているとか。「モヤシに湯をかけて、その湯を飲み、モヤシも食べます。多くの歌手が毎日実践しています」(前同)。異国情緒たっぷりのモヤシ料理を楽しみながら、知らないモヤシの側面を知るのも面白そうだ。

 ●ベトナム料理「THITHI」

 所在地=東京都大田区蒲田5-26-6 地下1階 電話03・3731・1549

 ●プロフィール

 ティ・タンニャン 1964年5月ベトナムのホーチミン生まれ。20代からベトナム料理の料理人に。来日後の7年前、ベトナム料理店「THITHI」をオープン。本場母国の味を提供している。スタッフ全員がベトナム人で、妹や姪も店に立つ家族経営。日本食では寿司が好き。

 ●ベストモヤシ モヤシの歴史を変えたモヤシの王様

 モヤシの歴史を変えたといわれる「ベストモヤシ」は、「モヤシの活用範囲を広げてほしい」という消費者の要望から生まれた緑豆モヤシ。(1)ヒゲ根がないので調理しやすい(2)極太で見栄えが美しい(3)日持ちと歩留まりに優れる(4)クリスピーな食感でおいしいなど、従来のモヤシとは一線を画し、モヤシの新たな市場を切り開いた。

 規格=300g袋、業務用4kg袋、1kg袋

 ◎問い合わせ 成田食品(株)=福島県相馬市成田字大作295 電話0120・36・7111

 http://www.naritasyokuhin.co.jp/

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